池上通信機様、4KカメラにM3L 25GbE対応 SMPTE ST2110 IPコアを採用

株式会社メディアリンクスエルエスアイラボ(本社:川崎市幸区、代表:福田兼司、以下M3Lと略す)は、池上通信機株式会社(東証一部 6771、本社:東京都大田区、代表:清森洋祐、以下Ikegamiと略す)に、M3L IPコア製品をご採用いただきました. このたびご採用いただきましたのは、10GbEと25GbEの両方に対応した、SMPTE ST 2110-10/-20/-21/-30/-40対応「IP_SMPTE2110」、およびSMPTE ST2059 Slave対応「IP_SMPTE2059_SLV」になります.

Ikegami社は、M3L IPを搭載した製品を、今月4月8日(月)から11日(木)まで米国ラスベガスで開催されるNAB Show 2019に出展(ブースC7925)する予定とのことです.

M3L社は、IPプロダクション化が加速する放送業界向けに、Media Over IPソリューションを引き続き開発・販売してまいります. それにより、業務用放送機器・通信機器で先進的なソリューションを提供するIkegami様や、その他の放送・通信機器メーカ様の技術開発を下支えし、貢献していきたいと考えております.

(参考): M3L 25GbE対応ST2110コアとST2059コアを使ったデモの様子

  1. Ikegami社について
    • 業務用の放送機器・通信機器を手掛けるメーカーであり放送用機器では過去エミー賞を4回受賞するなど、世界的に評価されている企業です. 放送用カメラシステム、放送用モニタ、映像制作・送出システム、映像伝送システム、中継車システム、セキュリティカメラシステム、医用カメラシステム、各種外観検査装置等幅広い分野で強みを持っております。
  2. NAB Showについて
    •  全米放送協会 (National Associations of Broadcasters: NAB)が主催する世界最大の放送・映像業界のイベントです. 毎年4月から5月の時期に米国ネバダ州ラスベガスのコンベンションセンターで開催され、世界各国の放送・映像関連企業が一堂に会し、新しい機器やサービスが紹介されます.
  3. M3L社製品概要
  4. SMPTE ST2110標準規格について
    • SMPTEが規定した業界標準のST 2110規格は、プロダクション(制作)やプレイアウト(送出)現場において機器どうしをつなぐことで、従来のSDI信号に置き換わるIPネットワーク上の基本ストリームのプロトコルと言われております. 番組制作の現場が、IPネットワーク化することで、将来、システム構成の仮想化や、クラウド化され効率化の向上に期待が寄せられています.
  5. SMPTE ST2059標準規格について
    • ST 2110で使われるPTP (Precision Time Protocol)によるタイムスタンプの手法を規定した規格です. IPネットワークで接続された機器間の時刻をマイクロ秒未満の精度で同期することを目的としています. ベースとなるPTPは、IEEE 1588を用いています.
  6. 25 GbE (25ギガビットイーサネット) 標準規格について
    •  現行の放送プロダクション向けのIPネットワークは10GbEベースが主流ですが、コストが10GbEと比較してリーズナブルになってきていること、4K非圧縮(12Gbps)を1レーンで送受できる帯域があること、および100GbE通信における実績と信頼から、放送業界でもこの数年で25GbEベースのIPネットワークが多く使われると考えられています。
    • 25GbEは、2016年から2017年にかけて、IEEE 802.3byおよびIEEE 802.3ccとして規格が策定されました。
  7. IPコアとは
    • LSIやFPGAを構成するための部分的な回路情報、設計資産のことです. 設計は、ハードウェア記述言語(HDL)を使って行われることが一般的です. IPコアを他社間で流用するようなビジネスモデルも確立されています. IPコアを開発・販売する会社をIPコアベンダと呼び、M3L社もそのうちの一社になります.
  8.  M3L社について
    • M3Lは、放送・通信分野に特化したIPコアの設計・開発会社です. SMPTE ST 2110・ST 2059・ST 2022規格に準拠したMedia Over IPソリューションを提供しています.
    • 1997年の創業より「品質とスピード」にこだわり、お客様のビジネスを成功させるためにIPコア・設計サービスを提供し続けてきました. 20周年を迎えた2017年より、我々は新しい挑戦を続けております. 新しい弊社ソリューションによりお客様のビジネスを成功に導きたいと考えておりますので、ぜひご期待ください.
  9. お問合せ先
    • 株式会社メディアリンクスエルエスアイラボ 営業企画部 大山
    • email: oyama@m3l.co.jp
  10. 各社の名称について
    • M3L社の名称、ロゴ、製品名はM3L社の商標です. そのほか各社の名称は、それぞれの登録商標・商標であり、各所有者に帰属します.

 

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