朋栄様、4KビデオスイッチャーにM3L 25GbE対応 SMPTE ST2110 IPコアを採用

株式会社メディアリンクスエルエスアイラボ(本社:川崎市幸区、代表:福田兼司、以下M3Lと略す)は、株式会社朋栄(本社:東京都渋谷区、代表:清原克明、以下朋栄と略す)に対し、M3L IPコア製品である、10GbEと25GbE(FEC含む)の両方に対応した、SMPTE ST 2110-10/-20/-21/-30/-40対応「IP_SMPTE2110」、SMPTE ST 2022-6/7対応「IP_SMPTE2022_VD」、およびSMPTE ST2059 Master/Slave対応「IP_SMPTE2059」を提供しました.

朋栄は、M3L IPを搭載した製品を、11月13日(水)から15日(金)まで千葉幕張メッセで開催されるInter BEE 2019に出展(ホール4 小間番号4206)する予定とのことです.

M3Lは、IPプロダクション化が加速する放送業界向けに、Media Over IPソリューションを引き続き開発・販売してまいります. それにより、映像制作で先進的なソリューションを提供する朋栄様や、その他の放送・通信機器メーカ様の技術開発を下支えし、貢献していきたいと考えております.

(参考): M3L IPコアを搭載した 朋栄 HVS-6000IP-8IO (試作品)

(参考): M3L 25GbE対応ST2110コアとST2059コアを使ったデモの様子

  1. 朋栄について
    • 放送用、業務用の映像関連機器を手掛けるメーカーであり、研究開発から製造、販売、サポートまでを国内一貫体制で行っております. 最近は、4Kテレビ関連のシステム販売を強化しております. 24時間365日対応するサポート力は業界でも高い評価を受けております.
    • 世界初となる4K高速度カメラ、全国放送局の7割に採用されているVWSテロップシステム、天気予報などで使われるバーチャルスタジオ、高い映像技術を活かした高速道路監視、暗い野外でも撮影可能な超高感度カメラなど、映像を強味とした製品・ソリューションをこれまでに多く提供した実績があります.
  2. Inter BEEについて
    •  今年55回目となる、日本随一の音と映像と通信のプロフェッショナル展です. Inter BEEは、国際放送機器展 (International Broadcast Equipment Exhibition)の略称です.
    • 例年、千葉県千葉市の幕張メッセで11月中旬に開催されます. 2019年は、11月13日(水)から11月15日(金)の3日間開催の予定です.
  3. M3L製品概要
  4. SMPTE ST2110標準規格について
    • SMPTE (Society of Motion Picture and Television Engineering) が規定した業界標準のST 2110規格は、プロダクション(制作)やプレイアウト(送出)現場において機器どうしをつなぐことで、従来のSDI信号に置き換わるIPネットワーク上の基本ストリームのプロトコルと言われております. 番組制作の現場が、IPネットワーク化することで、将来、システム構成の仮想化や、クラウド化され効率化の向上に期待が寄せられています.
  5. SMPTE ST2022標準規格について
    • SMPTE が規定した、業界標準のST2022規格は、IPネットワークを利用した番組素材信号伝送用のプロトコルです. 中継現場と放送局、放送局間、放送局内のスタジオ間などプロダクション(制作)やプレイアウト(送出)の現場において機器どうしをつなぐ場合に、従来のSDI・MPEG2-TS(ASI)信号に置き換わる規格と言われています. 伝送対象となるストリームの種類や伝送レートによって7つの規格に分類されています. ST2022-1/-2はMPEG2-TSストリーム(圧縮データ)の固定伝送レート向けに規格であり、ST2022-5/-6はSDIストリーム(非圧縮データ)向けの規格である. ST2022-7は、ST2022-1~-6のデータストリームに関して、伝送路をシームレス切り替える方法(Hitless)について規定しています.
  6. SMPTE ST2059標準規格について
    • ST 2110で使われるPTP (Precision Time Protocol)によるタイムスタンプの手法を規定した規格です. IPネットワークで接続された機器間の時刻をマイクロ秒未満の精度で同期することを目的としています. ベースとなるPTPは、IEEE 1588を用いています.
  7. 25 GbE (25ギガビットイーサネット) 標準規格について
    •  現行の放送プロダクション向けのIPネットワークは10GbEベースが主流ですが、コストが10GbEと比較してリーズナブルになってきていること、4K非圧縮(12Gbps)を1レーンで送受できる帯域があること、および100GbE通信における実績と信頼から、放送業界でもこの数年で25GbEベースのIPネットワークが多く使われると考えられています。
    • 25GbEは、2016年から2017年にかけて、IEEE 802.3byおよびIEEE 802.3ccとして規格が策定されました。
  8. IPコアとは
    • LSIやFPGAを構成するための部分的な回路情報、設計資産のことです. 設計は、ハードウェア記述言語(HDL)を使って行われることが一般的です. IPコアを他社間で流用するようなビジネスモデルも確立されています. IPコアを開発・販売する会社をIPコアベンダと呼び、M3L もそのうちの一社になります.
  9.  M3Lについて
    • M3Lは、放送・通信分野に特化したIPコアの設計・開発会社です. SMPTE ST 2110・ST 2059・ST 2022規格に準拠したMedia Over IPソリューションを提供しています.
    • 1997年の創業より「品質とスピード」にこだわり、お客様のビジネスを成功させるためにIPコア・設計サービスを提供し続けてきました. 20周年を迎えた2017年より、我々は新しい挑戦を続けております. 新しい弊社ソリューションによりお客様のビジネスを成功に導きたいと考えておりますので、ぜひご期待ください.
  10. お問合せ先
    • 株式会社メディアリンクスエルエスアイラボ 営業企画部 大山
    • email: oyama@m3l.co.jp
  11. 各社の名称について
    • M3Lの名称、ロゴ、製品名はM3Lの商標です. そのほか各社の名称は、それぞれの登録商標・商標であり、各所有者に帰属します.

 

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