株式会社メディアリンクスエルエスアイラボ（本社：川崎市幸区、代表:福田兼司、以下M3Lと略す）は、本日2018年3月26日に、自社で独自開発したSMPTE ST2110-10/-20対応のIPコア製品「IP_SMPTE2110」と、SMPTE ST2059対応のSlave用IPコア「IP_SMPTE2059_SLV」を出荷開始いたします.
すでに2017年10月16日にアナウンスしましたように、IP_SMPTE2110とIP_SMPTE2059シリーズコアの開発を着手し進めてきておりました. 今回のアナウンスは、それが予定どお進捗したことをお伝えするものです. 第一弾としまして、段階的に、SMPTE規格の一部仕様を搭載したIPコアをリリースいたします. また、IP_SMPTE2110とIP_SMPTE2059シリーズのコアの開発は、残りの仕様を実装する開発作業を引き続き進めております. 今後の開発ロードマップにつきましては、近く別途アナウンスさせていただく予定です.
なお、今回リリースするIPコアは、ザイリンクス社の業界最高クラスの16nmプロセスを使ったKintex UltraScale+ FPGAを基本対象としておりますが、お客様のご要望に応じて順次対応FPGAを拡張することも検討してまいります.
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M3L製品概要
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SMPTE ST2110標準規格について
- SMPTE (Society of Motion Picture and Television Engineering)が規定した、業界標準のST2110規格は、プロダクション(制作)やプレイアウト(送出)現場において機器どおしをつなぐことで、従来のSDIに置き換わるIPネットワーク上の基本ストリームのプロトコルと言われております. 番組制作の現場が、IPネットワーク化することで、将来、システム構成の仮想化や、クラウド化され効率化の向上に期待が寄せられています.
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SMPTE ST2059標準規格について
- ST 2110で使われるPTP (Precision Time Protocol)によるタイムスタンプの手法を規定した規格です. IPネットワークで接続された機器間の時刻をマイクロ秒未満の精度で同期することを目的としています. ベースとなるPTPは、IEEE 1588を用いています.
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ザイリンクス社FPGAについて
- ザイリンクス社（本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:XLNX）は、All Programmable FPGA、SoC、3D ICの世界的なリーディングプロバイダです. とくにFPGA (Field Programable Gate Array)を発明した企業として有名です. ザイリンクス社は、FPGAとしてVirtex, Kintex, Artexなどのシリーズ製品を展開しますが、Kintexは高機能・高性能なミッドレンジ製品のシリーズで、放送業界でよく用いられています.
- FPGAは、購入後にユーザが構成を設定できる集積回路のことです. 構成設定のために、一般的にハードウェア記述言語(HDL)を使って機能・論理を記述して設計を行います.
- M3L社は、ザイリンクスアライアンスプログラムにメンバーとして加盟しております.
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IPコアとは
- LSIやFPGAを構成するための部分的な回路情報、設計資産のことです. 設計は、ハードウェア記述言語(HDL)を使って行われることが一般的です. IPコアを他社間で流用するようなビジネスモデルも確立されています. IPコアを開発・販売する会社をIPコアベンダと呼び、M3L社もそのうちの一社になります.
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M3L社について
- M3Lは、放送・通信分野に特化したIPコアの設計・開発会社です. SMPTE ST2110・ST2059・ST2022規格に準拠したVideo Over IPソリューションを提供しています.
- 1997年の創業より「品質とスピード」にこだわり、お客様のビジネスを成功させるためにIPコア・設計サービスを提供し続けてきました. 20周年を迎えた今、我々は新しい挑戦を始めております. 新しい弊社ソリューションによりお客様のビジネスを成功に導きたいと考えておりますので、ぜひご期待ください.
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お問合せ先
- 株式会社メディアリンクスエルエスアイラボ 営業企画部 大山
- e-mail:oyama@m3l.co.jp
- 株式会社メディアリンクスエルエスアイラボ 営業企画部 大山
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各社の名称について
- M3L社の名称、ロゴ、製品名はM3L社の商標です. そのほか各社の名称は、それぞれの登録商標・商標であり、各所有者に帰属します.
